大阪・奈良 生駒駅徒歩6分の心理カウンセリングルーム
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生駒市元町2-4-20
  1. コラム
  2. 沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
 

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
選択
絵本の世界
2017/09/03
カウンセリングルームという場所〜『かいじゅうたちのいるところ』モーリス・センダック作〜  
私のセンダック歴は『そんなとき なんていう?』に始まって、しばらく続くのですが、今回は一番有名だと思われる『かいじゅうたちのいるところ』。
でかい怪獣が木陰で眠っている表紙です。
1963年の作品ですが、日本には冨山房から1975年に第1刷発行。
私が持っているものは、1997年の第68刷。…随分、出ていますねえ。
この年は子どもが2歳の時なので、多分、子どもに読み聞かせようと買ったのだと思います。


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メンタルケア
2017/09/02
不安に駆られないために必要なこと  

 昨日は、母の病院に行く前に月1回の美容室に行きました。

生駒駅近くの美容室なのですが、いつの頃からか、施術中のオーナーとの会話を楽しむようになりました。


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詩の世界
2017/09/01
「いっしょにくらしていく」ということ〜池下和彦の詩「いつ」〜  
もう少し、池下和彦さんの詩を紹介させてください。
『母の詩集』の最初から4番目の詩は、医師から母が「アルツハイマー型老年痴呆」と診断された時のものです。


         「アドバイス」     池下和彦

  同じ病気で肉親をなくした知り合いが、
  ちょっと声を落としていう
  この病気の本当にこわいところは
  知的能力がくずれても感情はさいごまでのこる点だ
  ぼくはうんざりしていう
  そのアドバイスなら聞いた
  別の人からも聞いた
  なんども聞いた
  知り合いは動じることなくつけくわえる
  いや大切なことは
  そのなんども聞いた出来事の今度は
  君が当事者になるという点だ
続き
詩の世界
2017/08/31
「ふたりの間の真実」〜池下和彦の詩「川」〜  

知人から渡されて、今手元に1冊の詩集があります。

童話屋から2006年に出版されている『母の詩集』。2012年に第2刷の発行です。

池下和彦という方の、「認知症の母を詠った詩集」と本の帯にあります。

「アルツハイマー型老年痴呆」と診断されたところから、最初の詩は始まります。



      「約束違反」 池下和彦

                平成三年秋、母はアルツハイマー老年痴呆と診断された

 

  その医者は

  母を

  アルツハイマー型老年痴呆だという

  今の医学ではなおらない病気だという

  なおらないから老年痴呆なのだと駄目を押す

  つける薬もないという

  のんでも気やすめなのだと駄目を押す

  そんなに駄目を押すこともないだろうに

  脳が縮んで

  しまいには消えてしまうのだという

  からだが残って

  脳が先に消えてしまうだなんて

  そんなの約束違反じゃないか

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人とのつながり
2017/08/29
「9月1日に向けて」  
一昨日、8月27日の毎日新聞の「医療・福祉」欄に「こころの天気図」と題された月1回のコラムで、「9月1日に向けて」というタイトルの記事が掲載されているのを見つけました。
東京大学教授で精神科医の佐々木司さんの文章です。

「もうすぐ8月も終わる。子どもたちには夏休みの終わりと登校再開の時期となるが、同時に増えるのが自殺である。」という書き出しで、「18歳以下の自殺者の1972〜2013年の合計(約1万8000人)を日付別に内閣府がまとめたグラフ」を提示されていました。
それによると、40〜60人程度の日が多い中、9月1日は131人、翌日の2日は94人、前日の8月31日は92人で、他の時期に比べ明らかに多い、というのです。
以下、佐々木さんの文章を引用します。

「大人より少ないとはいえ、18歳以下の自殺は年間数百人に達する。小学生が数人〜10人前後、中学生が50〜100人前後、高校生は200〜250人前後で、年齢が上がるほど増える。日本では10代と20代の死因の1位が自殺で、子どもの自殺防止は国全体の大きな課題だ。」

「10代と20代の死因の1位が自殺」だなんて。こころ痛みます。
…でも、私自身、思い返してみると、そんなに楽しく学校に通っていたかというと、そんなことはない。
時には重い身体を引きずって行っていた…記憶もあります。
何が原因か、など、そんなはっきり答えられるほどのことはなくても、何だか居心地よくないなあ…つらいなあ、というぼんやりとしたものを感じながら。

記事では「学校やクラスは子どもたちの生活の『ほぼ全て』と言っても過言ではない。…休むことも許されない。少なくとも、子どもたちはそう考えがちだ。」として、 「家族として心配なら、死にたい気持ちがどれくらい強いか子どもに思い切って聞いてみるといい。」という提案をしていました。
「NHKはスマートフォンで子どもも参加できる企画を計画しているようだ。」として、URLも記載されていました。(https://www.nhk.or.jp/heart-net/831yoru)

2年ほど前に、どこかの図書館が発信したメッセージが話題を呼んだことがありました。
改めて調べてみると、2015年8月26日に鎌倉市図書館がツイッターで発信したメッセージでした。

「もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。」

2万人が拡散した、とあります。

確かに。死ぬほど思いつめている子には、救いの言葉かもしれません。
選択肢がない、と思い詰めるのですから。
ここに居ていいよ、というメッセージは温かい。

私も何か出来ないだろうか…。
私も9月1日、カウンセリングルームを解放して、居場所が作れたらいいな、と思います。
それをどんな風に、子どもたちに伝えられるか、ですが。
何かいい方法、ありませんか?

画像はこの前の土曜日に訪れた「ギャラリーカフェTanaka」のトイレ。上部が、中庭が見えるガラス窓になっていました。
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カウンセリングルーム 沙羅Sara

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