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沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
選択
ゲシュタルト療法
2017/08/13
第3回 ゲシュタルト・アドバンス トレーニングコース〜室城隆之さん〜(1)  
GNK(ゲシュタルト・ネットワーク・関西)主催のゲシュタルト療法アドバンスコースの3回目が始まりました。
(本当は、トレーナー審査会の後半をまとめるつもりだったのですが、ホットなうちにワークのまとめがしたくなって、急遽予定変更しました。)
ファシリテーターは、室城隆之さん。ゲシュタルト療法学会の理事長をされています。
室城さんのワークは、ベーシックコースの時が初めてで、今回2回目。

1日目の昨日は、午前にまず理論学習。あ、テキスト持ってくるの忘れた!と思ったのですが、レジュメを用意してくださっていました。
「ゲシュタルト療法の基礎と実際」と題された、11ページものパワーポイント形式の資料。
続き
ゲシュタルト療法
2017/08/12
ゲシュタルト療法学会 トレーナー審査会  
ゲシュタルト療法学会のトレーナー審査会に初めて参加しました。
いえ、審査を受けに行ったのではありません。
一般参加で、審査を受ける人のファシリテーターを見せてもらったり、ワークを受ける人になったり。
その上、なんと審査にまで加わる!のです。
…いいのかなあ…評価基準も定まっていないのに。という気持ちで一杯だったのですが、そういうきまりで。
ただし、一般参加も「ベーシックコース」までは終了していないと参加できません。

今回は3名の方が審査を受けるようで。スーパーバイザーも6名来られました。
続き
言葉
2017/08/11
貝殻に添えられた言葉〜Instagram(インスタグラム)の言葉〜  
毎朝コラムを書くようになって8ヶ月。
その頃からInstagramも始めたのですが、この世界にもいろんな方がいらっしゃって。
今朝はそのうちのおひとり、貝殻の写真と言葉を添えてインスタにあげていらっしゃる方を紹介しようと思います。
…いえ、リアルに会ったことはありません。

貝殻の写真は、いつも1個。白を基調として、いろんな貝殻を綺麗にアップで撮られて。
それから、その貝殻の色や形から、それに合うような言葉を引用されるのです。

たとえば…真っ白な円錐状の貝殻で、でも、少しその円錐が欠けていて、中には渦を巻いているような形状が展開されていて…という貝殻に添えられていた言葉は、「ふと、祈りたくなるような場所はありますか?」でした。
あ、と思いました。貝殻の中の空間を「祈りの場」のように見られたのだな、とわかって。

そんな風に言われると、またそんな風に見えてきて。
添えられた言葉はまだ続きます。
「なにごとの  おはしますかは  知らねども  かたじけなさに  涙こぼるる  西行法師」

読んでいるうちに、私は梁塵秘抄の一節を思い出し、コメントしました。
「素敵な形ですね。きっと中央の場所で佇んで祈る、感じでしょうか。お言葉を読みながら、私は梁塵秘抄の一節を思い出しました。『仏は常にいませども、現(うつつ)ならぬぞ あはれなる 人の音せぬ暁にほのかに夢に見えたまふ』
(※補注  これは今様なので、「たもう」と読むのがいいと思います)

そうしたら、こんなご返事が帰ってきました。
「コメントありがとうございます。梁塵秘抄の今様のリズムあるコトバ、とても心地よいです。」

あ、今様ってご存知だったんだ…と、ちょっと嬉しかったです。

私はインスタのプロフィールに、カウンセリングルーム開設に至るまでの経緯を少し書いて、それからルールの場所も明示しています。
HPにもアクセスできるようにもなっているので、どんな仕事をしているのか、またどんなコラムを書いているのかは、一目瞭然なんですが。

その方は、そんな風には自分を出されていないので、性別さえもわかりません。

でも、なんというか、この人の世界に魅かれる私がいて、コメントで繋がれたりして、…こんな繋がりも面白いなあと思うのです。

この方も、毎日アップされています。
今日はどんな貝殻で、どんな言葉が添えられているんだろうと、ちょっとワクワクします。

最近のもので、もうひとつ。
「あなたの置かれた状況は、不運か? 幸運か? 『自省録』マルクス・アウレーリウス  波の絶えず砕ける岩頭のごとくあれ。岩は立っている。その周辺に水のうねりはしずかにやすらう。…これは不運ではない。これを気高く耐え忍ぶことは幸運である。」

マルクス・アウレーリウス、ですか…。2世紀後半の、ローマ五賢帝の5番目の皇帝で、ストア派の哲学者としても知られる人ですね。困難なさなか養子に迎えられて、皇帝を継いだ人です。この人が亡くなった後、ローマは衰退に向かいます。

そんな困難な道を歩んだ人の言葉なので、含蓄があります。

画像は、10年以上前に撮った向日葵。確か…滋賀の農場公園、だった気がします。
その日はお天気があまり良くなかったのですが、夕方に一瞬、日が差して、「あ、チャンス!」と思ってシャッターを切った記憶があります。
本当は、貝殻の画像を持ってきたいところですが…でも、Instagramのその方に敬意を表して、夏らしい向日葵にしました。

母との暮らし
2017/08/10
お盆前のお墓掃除  
台風5号が去っていった翌朝は曇り空だったので、ちょうどお墓の草抜きをしたりするのにいいように思って、「今から行く?」って母に声掛けしたら「行く」というので、早速準備をして車で出かけました。
お墓は富雄の高台の霊園にあって、車じゃないと難しい。
まあ、富雄駅からマイクロバスの定期便が出ているらしいけど。

雨が降った後なので、草抜きもしやすく。
…それにしても、毎度毎度、よく生えてくるね。ホント雑草はたくましい。
抜き取られても、根っこを少し残しているんだね。
抜き取られた瞬間は、やっぱり「悔しい」と思うんだろうか?
それとも…「まあ、いいさ。今に見てろ」と思うんだろうか。

草抜きをしながら、亡くなった父の姉である伯母の話が出て。
看護婦として長年働いた伯母はしゃきしゃきしていて、きょうだいからも頼りにされて。
4つ違いの父が小学校に入学した時には、大丈夫だろうか、うまくやっているだろうかと、しばしば1年生の教室まで父の様子を見に行った、という話を伯母から聞いたことがあります。

その伯母は今年90歳。
さすがにこの夏は農作業はできなくなったそうです。

いやいや。連日35度を超えているのに、農作業なんかしたら倒れてしまうよ。

この伯母の口癖は「負けてられん」。
いろんな問題に正面から向き合うのに、そう言って自分を鼓舞してきたのでしょうね。

そんな伯母が、母と電話で話していて「墓参りに行くのが嫌になった。自分が参るのはいいけど、自分がここに入るのかと思うと情けのうなる」と言ったらしい。
昨年、そういえば私も伯母から聞いたなあと思いながら。

「お墓に入るのが嫌なら、散骨でもしてもらったらいいのに」と私が言ったら「そうじゃなくて、死にたくないってことやと思う」と母。
ふう〜ん。でもみんな、いずれ死ぬよ。死なない人なんていないよ。
…そういうことじゃなくて、死ぬのが怖いんだろうか…?

まあ、ね。初めての経験は、誰しも不安に思うでしょうね。
私も、…今は不安に思っていなくても、歳を重ねて、いつ死んでもおかしくない歳になれば、不安に思うのだろうか?
わからないけど。物心ついた時からずっと淋しかった私は、10代20代が淋しいばかりだった。
そうして、少しずつ「淋しいばかり」から抜け出てこられたんだけど。

だから、ね。私は、もう生きなくていいなら、なんか嬉しい気がするんだけど。
いえ、生きている間は、私なりに精一杯を積み重ねようとは思います。
でも、もういいよ、って言われたら、「ホント?」ってワクワクウキウキで、お布団の中でぬくぬくしている気分、なんだけど。

みんなに会えなくなって、生きてきた記憶も薄れて、この世にお別れを告げるのでしょうね。
周囲の音や声は最期まで聞こえているらしい。
幽体離脱、なんかしちゃって、周囲を見渡して、魂が肉体から抜けていくんだろうか…。

みんなに会えなくなるのは淋しい、とか、この場所から離れるのは淋しい、とか、これはみんな「執着」なんでしょうね。
「諸行無常」…みんな流れていく…変化していく…
そうか…母にも伯母にも、「平家物語」の冒頭や「方丈記」の冒頭を教えてあげよう。
昔から、日本人はこんな風に世の中や人生を捉えていたんだよ、という知恵を。
「古典」はこんな時に、少しは役に立つかもしれない。

お墓の草抜きをしながら、こんなことを考えていました。
それから、お花を供えて。1歳になるまでに亡くなった甥っ子のお墓にも。

画像は、この前通った、表参道の交差点。
私には、時折、都会のビルが卒塔婆のように見えること、あります。

絵本の世界
2017/08/09
ほのぼの世界〜『にゃーご』宮西達也 作・絵〜  
今朝はちょっとすっとぼけていて、ほのぼのする絵本を。宮西達也作・絵の『にゃーご』です。
すずき出版から、1997年初版第1刷が出ています。
私の持っているのは2014年の第29刷。
確か…この作品は子どもが小学校2年生ぐらいの時の国語の教科書に採用されていて、「本読み」の宿題で、子どもが読むのを聞いていて知った、と思います。
絵本として出ているのを知らなくて、街の本屋さんで見かけて、懐かしくなって、つい手に取った記憶があります。

なんだか怖〜い感じの猫の顔が大写しになった表紙絵。
ページを繰ると…


ねずみの学校風景。
「『いいですか、これが ねこです。
このかおを みたら すぐに にげなさい。
つかまったら さいご、あっというまに たべられてしまいますよ。』
こねずみたちは、せんせいのはなしを いっしょうけんめい きいています。

でも…あれえ…
せんせいのはなしを ちっとも きかずに おしゃべり している こねずみが  さんびき いますよ。」

まあ…ね。どこにでもいるわね。話を聞かないでおしゃべりしてる輩が3匹ぐらい。
いえ、もっと多いかもしれない。
で、置いてけぼりを食うんです。


「しばらくして  さんびきが  きがつくと、みんな  いなくなっていました。

でも!全然めげません。

「『あれえ  だれも いないよ』
『それじゃあ  ぼくたちは  ももを  とりに  いこうか』
『うん、いこう  いこう』

あっけらんとしたものです。こねずみたちが歩き出したその時、


「にゃーご 
さんびきの  まえに  ひげを  ぴんとさせた  おおきな  ねこが てをふりあげて  たっていました。」

まあ!どうしましょう。…だから言わんこっちゃない! 先生の話をまるで聞いてなかったから、こんな怖い目に。

…と思っていたら、こねずみたちの様子が変。
3匹はかたまってひそひそ声で話し始めるんですが、どうやら「猫」ってわかっていなくて、で、聞くんです。「おじさん、だあれ?」
戸惑った猫が答えられないでいると、こねずみたちがもう一度、元気よく「おじさん だあれ?」って聞くものだから、猫はつい「た、たまだ」と答えてしまって。

こねずみたちは、たまおじさんに、桃を取りに行こう!と誘います。
猫は、桃を食べてからでも遅くはない、と話に乗ります。
猫はこねずみたちを背中に乗せて桃の木の方へ走っていき…、桃を食べ…、残った桃を1つずつ持って、またこねずみたちを背中に乗せて帰っていきます。
途中、ぴたっと止まって、


にゃーご!とできるだけ怖い顔で叫んだんだけど…


そしたらこねずみどもは、おんなじように「にゃーご」「にゃーご」「にゃーご」って叫んで、
「『へへへ…たまおじさんと  はじめて  あったとき、  おじさん  にゃーご!って いったよね。
あのとき、おじさん  こんにちは!  っていってたんでしょう。そして  いまのにゃーごが  さよなら なんでしょ』」
なんて言って。

さらに、持って帰った桃をひとり1個ずつ分けて、「ぼくはいもうとに」「ぼくはおとうとに」お土産だって言ってたのに、猫に子どもが4人いると知ったら、こねずみどもはみんな、じゃ、1個じゃ足らないね、と言って4個全部をくれたのです。

…もうこうなると、こねずみたちを食べられませんよね。
おまけに「おじさーん、また行こうね」なんて言われたりして。

ため息ついて、猫は退散します。

まあ、ね。先生の話を聞いていなかったばかりに助かった!というのは笑えます。
「たま」なんて、名乗ったばかりに個別の関係ができちゃって。
(鶏なんかも、いずれ絞め殺すのがわかっている時には、名前をつけちゃダメっていうの、聞いたことあります。…辛くなるのですね。)

でも、ちょっとほのぼのします。
こんな世界があってもいいような、今朝の気分です。
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